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サッと溶けて飲みやすい! 湿製錠®

お薬を「飲めていない」もしくは「飲みづらい」
と感じている患者様がいます

開発ストーリー

打錠機の開発からはじまった、
付加価値型製剤への取り組み

なぜ打錠機の開発が必要だったのか?

湿製錠®(素錠)は、湿潤した粉体を打錠し、乾燥して製造します。しかし湿った粉体は「流動性が悪く」、「付着性が高い」という弱点がありました。流動性が悪いと従来の打錠機の原理では、臼に粉体が均一に入らず、重量バラツキが大きくなってしまいます。また、付着性が高いと成形用の杵に付着し、連続生産ができないという問題が生じます。

このような従来の問題を解決するために、製剤工夫とともに、専用打錠機の開発が不可欠でした。

ユニークな機構を有する新たな打錠機

高分子フィルムにより付着を防止する打錠機構
高分子フィルムにより付着を防止する打錠機構

この課題をクリアするため新しい打錠機では、定量充填機構と付着防止機構を備えました。

粉の状態にある薬剤が、打錠機の杵部分に付着することを防ぐために、杵と薬の間にフィルムを挟んで打錠します。

湿潤粉体の加圧定量充填機構

重量を均一にするために湿潤した粉体を一旦臼の中に取り、これを一定の圧力で打錠用臼に移すという2段充填方式

出典:対馬 勇禧, 話題「飲みやすい錠剤 高齢化社会に向けた新しい剤形の開発」,ファルマシア Vol.33,No.10(1997)1119
利益相反:著者は、執筆時エルメッド エーザイの社員である。

湿製錠®の歴史

1997年
〈初の湿製錠®
エチゾラム錠「EMEC」、
トリアゾラム錠「EMEC」、
グリベンクラミド錠「EMEC」
直径9.5mm
直径9.5mm
2002年
〈錠剤の小型化と割れ欠け防止〉
ブロチゾラムM錠「EMEC」、
エナラプリルM錠「EMEC」
  • ①直径8.0mmに小型化
  • ②割れ欠け防止のため形状変更
    (フチ丸)
2008年
〈OD錠として発売〉
ファモチジンD錠「EMEC」
  1. ①エルメッド エーザイ初の
    湿式打錠法のOD錠
  2. ②味の工夫
2014年
〈コーティングフィルムを施した湿製錠®
カンデサルタンOD錠「EE」
  • ①両面印字
  • ②易分割錠にするため薄いフィルムをコーティング
  • ③小型化(直径7mm〜8.5mm)
2017年
〈崩壊性の良いコーティングフィルムを施した湿製錠®
ロスバスタチンOD錠「EE」
  • ①約12秒で崩壊
  • ②光安定性確保
③小型化(直径5.5mm、先発品普通錠サイズに合わせた) 〈硬度が確保された湿製錠®
オルメサルタンOD錠「EE」
①高湿度下での硬度確保
②においマスキング
③変色防止
 
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飲みやすい、使いやすい、にこだわった剤形の誕生